シェルター

JUGEMテーマ:想い詩


本当に最後なんだね
これで

いろいろシミュレーションはしてたのに
いざその言葉を耳にした瞬間

君とのこれまでの日々が跡形もなく消えていく崩壊の白と
これからの日々に君がいない絶望の黒が

稲妻のように一瞬で私の心を引き裂いた


君と話すのはこれが最後なのに
少しも実感が持てなかったのは

きっとこれは悪夢なんだと
思考が硬いシェルターを作って

内側から二度と開かないような重い扉を閉めたから

そうでもしないと
あの場に立ってることさえできなかった

シェルター越しで聞いた君の声は
それでも

優しく残酷で
これから先もずっと私に悪夢を見せるんだろう


 

 


 
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切望

JUGEMテーマ:想い詩


君の勢いだけの安い言葉を鵜呑みにするほど

私ね
子どもじゃないんだ

でもね
その言葉のどこかに
わずかでも良いから本当の気持ちが混じってて欲しいと
強く
強く願ってしまうほど

私ね

君でいっぱいなんだ…

 


 
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恋だと決定付けるもの

JUGEMテーマ:想い詩



ブランクが長すぎて忘れてた


誰にも言わずにいた想いを
誰にも言えずにいた気持ちを

思わぬところで指摘された瞬間

無言で抵抗し続けてたのに
必死で引き留めていたのに


もう
恋だと認めるしかなくなってしまうことを

報われない
苦しい恋だということを


 


 
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フレーミング

JUGEMテーマ:想い詩


マットな赤のセル眼鏡
意地悪な君によく似合ってる

すごく意地悪なくせに
時々蛇口が壊れたようにくしゃくしゃに泣く君の

無防備な涙を真っ赤な額縁が綺麗に飾り立てるものだから


それを不意に見せられる度に僕は
君から目が離せなくなる

君が
意地悪なのは
本当は臆病だから?

なんてフレーミングしてしまう

恋って
相手に都合良くできている







 
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JUGEMテーマ:小説/詩



胸の真ん中に轟音を立てて嵐が来た
彼女のいる君がしたキス

どうしようもない事実を
もしかしたらひっくり返せるかもと

馬鹿みたいな期待が
わずかに残る理性を弾いてしまえと吹き荒れた

外側は嘘のように凪いでいて
慣れた手順で瞼を閉じた

彼女のいる君がしたキスは
符号としては申し分ないほど残酷で

この上ないほど幸せなものだった



 
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あの夏

JUGEMテーマ:小説/詩



息を止めたような
赤く滴る夕日を背に

君が小さく手を振った

うだる暑さの切れ間に
君の周りだけ
冷たい空気がポツポツと青白く降り積もる

薄闇に紛れはじめた君は
最後の表情が笑ってたのか泣いてたのか

僕には判別できなかった



遠いあの夏が新しい夏に重なる度に
僕は少し泣きたくなる

後悔という小骨を喉に詰まらせて



 
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深層心理


マグカップの底に溶け残ったお砂糖が
白いヘドロみたいに見えて

つい目をそむけたの

だって


私なんかが入りこむ隙はないって
頭では分かってるのに

狂気じみた純粋さで固執してる
私の心を的確に表してる気がして


分かってるの
分かってるの

だけど
もう少しだけ好きでいさせて

迷惑はかけないようにするから…

 
JUGEMテーマ:ポエム


 
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アマツバメ

JUGEMテーマ:ポエム

ブーメランみたいな翼を広げて
空を切るように飛んでいくアマツバメ

他を寄せ付けないほどの速さで
長く長くどこまでも


あの人もきっと早く飛べるんだろう
前しか向いてなかったもの
遠くを信じてる顔だったもの


私を見ることは一度もなかった
一瞬前を通り過ぎただけの恋







 
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ディープフォレスト

JUGEMテーマ:ポエム


戸惑う僕を
強引に引き寄せる君の腕

無駄のないフォルムに
うっすらと浮き出る筋肉の線

日に焼けた薄褐色の肌は
指ではじくとキンと高い音を響かせる磁器のように
汗も熱も拒絶した硬質で冷たい感触

なのに
矛盾するように若い肌の張りが淡い光を帯びる
それがまた艶めかしくて目を離せない


濡れた髪を伝う雫が
鎖骨のくぼみに音もなく溜まる

首筋に幾筋もの光と影がちらつき

僕はそこに
眩暈を覚えるほどの深い深い森を見た


君は
この森に住む黒い豹

僕を欲しがる気持ちを隠そうともしない
捕食者が放つ殺意に近い劣情のフェロモンに

身体がしびれて動かない

「こんなのおかしいよ…」
たまらず抵抗の言葉を口にしたけど

僕は
自分の中に君を欲してるもう一人の僕を見つけて

愕然とした


色素の薄い目がゆっくりと獲物に照準を合わせる

唇が近づくまであと2秒

煙草とミントの混じったような香りに誘われて
深い森の入り口に立っていた

「もう後戻りなんてできないよ」







 
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遍(あまね)し紺碧

JUGEMテーマ:ポエム



目を閉じて夢想する


この身体が
秩序を失って崩れ落ち

無意味な塵になったとしたら


あまねし無数の塵に
乱反射した光が

碧く透明な壁を作り
君を誰の手も届かない「永遠」に内包してしまうだろう


そのためなら
僕が存在する意味などいらないとまで想ってしまう






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