二重否定


若い頃は「ねばならない」だった

自分の中に2つ以上の矛盾した感情が共存することを
許すことができずにいたのに

10年20年と過ぎていく日々が
いつの間にか私を未成熟な潔癖さと頑なさから解き放ってしまった

誰かの腕にもたれかかる妙に明け透けな成熟と
別の誰かをそっと綿にくるむように大切に大切に思う愛しさ

刺さるほどの打ちひしがれた事実とこれからも共にあろうとする忠誠心を
呆れるほど冷たく手放してしまう空白の瞬間

忘れてしまわなくちゃいけないものほど
忘れてはいけないものほど
そのどちらにも誠実でいられない自分がそんなに嫌いじゃなくなった

今は「なくもない」かな
なんて人間臭いんだろう

掌から大切なものが零れ落ちるのが怖くてたまらなかったのに
今ではその零れ落ちたものが何かさえ覚えてない

恥知らずになっただけと言われればそれまでだけど
結局こんなもんだよ

否応なしに忘れていくから
否応なしに変っていくから

私たちは厚かましく

生を
今を

全うできるのかな


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